質素な生活をするためにカードローンを使って、持ち家を作った

沖縄県在住 S.Tさん(41歳)
ちょっと矛盾しているかもしれないんですけど、沖縄で質素な生活・シンプルな生活をしようと思って家を立てることにしたんです。そのためにカードローンを使ってお金を借りたんです。変な話ですよね、シンプルに質素に暮らそうと思ったのにカードローンを借りるなんて(笑)

でもある意味必要な経費だったんですよ。私が沖縄に惚れて、ずっと沖縄で住もうと思ったのが20年ほど前のことでした。でもその時はあんまりお金もなかったし、何よりも度胸がありませんでした。「沖縄で暮らしてやっていけるのか?」みたいに思っていたんです。

でも40も過ぎて人生も半分に差し掛かってから「自分の好きなことをしないと後悔して死ぬことになる」ということを悟って、恥も外聞も捨てて、沖縄に移住したわけです。その時にちょっとお金を貯めてお店をやろうということを決めていました。だからそれで足りない分をカードローンで借りたわけです。

でもみんなでペンキを塗ったりするのは楽しかったですね。「ここはこうしたほうがいいよ。」とか相談しながら自分の住む家兼店を作っていくんですから。ここができたらみんなで集まれる場所にしたいなとか、おいしいコーヒーと、夜は泡盛でもだそうかな?なんて考えたりして。

今も実はちょっとだけカードローンが残ってたりしますけども、ほとんど問題ないレベルです。それよりも今のお店が楽しくて仕方ありません。いろんな友だちと仲良くなって、昼も夜も騒いで楽しくやっています。まるで大学時代に戻ったかのような感覚です。

サラリーマン時代は自分の好きなコトって言うと、お酒を飲むくらいで大したことはありませんでした。でも今はお酒を飲むだけじゃなくて、気の合う仲間と歌って飲んで話をして騒ぐ、という最高の楽しみを見つけることが出来ました。これでいつ死んでも後悔はないと思います。

閉じる